水子供養について
赤ちゃんを亡くされたことで悩まれている方は驚くほど大勢おられ、当寺へも多くの相談がございます。
この当寺発行の『天国の赤ちゃんQ&A』には、皆様方からのご相談を、わかりやすくお答えさせていただいております。きっと水子は清らかな精霊であることがおわかりいただけるでしょう。
付録のCDには、お地蔵さまのぬくもりを感じ、自然と穏やかな気持ちに…、そんな願いを込めてお作りしたお唄をお入れしております。
尚、サイト上からは、水子へメッセージもお届けすることもできます。
まず水子とは・・・
水子とは、母親のお腹の中で亡くなった赤ちゃんの霊のことです。すべてが水の如く流れてしまったお子さまということから、水子とお呼びするようになりました。
水子さまは人間社会の穢れを知らないため、心は宝石のように純粋です。無限の優しさに満ち溢れた誰よりも仏さまに近いお心をお持ちです。
とても優しく、そして温かい霊と理解してあげてくださいね。
水子のたたりとは・・・
たたりなどございませんよ。仏教の経典の何処を探してもそのようなことは書かれてありません。安心くださいね。
水子さまのお心は、この世のけがれを知らないので純粋無垢そのものです。限りなく美しい心の持ち主の水子が、どうして恨みや妬みの気持ちがもてるのでしょう。
「たたり」を理由に供養をさせられるのではなく、水子さまの幸せを願ってお供養してあげることが水子供養です。
流産でもお供養は必要ですかというご相談もよくございますが、水子供養は召された赤ちゃんの幸せを願うものであって、決して懺悔などではございません。
そのことを正しく理解いたしましょうね。
水子たちの願いは…
どんな女性でも、自分の身体に宿った「いのち」を、好きで亡くす人などいないでしょう。どのような事情にしろ、大きな苦しみと、深い悲しみをもたらします。
「せめて子供だけは・・・。」
自分はどんな苦労をしてでも、子供だけは立派に育てようとするのが女性の心なのだから・・・。
当山の水子供養は、水子たちを天国へお導きくださるお地蔵さまのお心に、感謝の意を奉告し、親の思いを水子さまにお届けしてお功徳をさずかるものです。
きっと優しく見守りくださる清らかな存在を感じることができるでしょう。
水子供養とは・・・
『普通水子供養』は一年間のお供養になります。感謝のお気持ちと水子のさらなる幸せをお祈りして、毎年お供養してあげることを心がけて下さい。
毎年のお供養は祥月命日(ご命日)や8月24日の地蔵尊大法要(※以下で紹介)など、ご自身で決めてしてあげると良いでしょう。
その際に以前の御札・肌身御守などをお返しいただきますと、お礼の奉告もかねてお供養させていただき、新しい御札・肌身御守などを授与いたします。
『永代水子供養』は永世にわたってのお供養になります。今後のお供養については、常光円満寺にてすべてさせていただきますのでご安心下さい。毎年8月24日の地蔵尊大法要では御札などをおつくりしてお供養しておりますので、毎年、以前の御札をお返しして、新しい御札を授かられても良いでしょう。
もちろん永代水子供養をされていましても、ご命日などにお供養してあげても良いのですよ。
水子供養は常光円満寺へ